スイスu-bloxのGNSSレシーバー、販売5億台に到達 自動運転実用化へ今後も需要増

市場規模の拡大傾向は今後も継続



位置情報を性格に把握することが、次世代の自動車開発には欠かせない。完全自動運転を実現させるためにはもちろんだが、位置情報に応じたコンテンツなどを配信するコネクテッドカーにおいても、重要な要素となる。


こうした中、自動車向け測位用半導体大手であるスイスのu-blox社は、同社の全地球測位システム(GNSS)レシーバーの販売数が累計で5億台に達したと、2019年9月10日までに発表した。

同社のThomas Seiler最高経営責任者(CEO)は5億台の販売達成に合わせ、「GNSSによりお客様が発展し、コネクテッド型の未来を実現する革新的なソリューションを開発できるようにしたい」とコメントを述べている。

GNSSの市場規模は今後拡大傾向が続くとみられている。ヨーロッパ全地球測位衛星庁(GSA)が過去に公表している報告書では、2013年時点で500億ユーロ(約6兆円)規模だった世界のGNSS市場は、2019年までは約8.3%、2023年までは約4.6%の年平均成長率で拡大するとされている。

【参考】関連記事としては「スイスのユーブロックス社、高い精度のGNSSモジュールを発表 「自動運転のニーズに対応」」も参照。



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