2019年もいよいよ12月に入り、年の瀬も近づいてきた。そんな中、自動運転業界ではあることに注目が集まっている。それは、米電気自動車(EV)大手のテスラが年内にフル自動運転機能を公開するかどうか、という点だ。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は今年10月、同社が2019年内にフル自動運転機能を「アーリーアクセス」として限定公開できる見通しであることに触れている。その通りであれば、あと数週間以内にフル自動運転機能が発表されることになる。
やや大げさな発言で株価もマーケットも揺さぶり続けているイーロン・マスク氏だけに、この見通しに関する発言が本当に現実となるかは未知数だ。ただ7〜9月期の決算ではテスラは大方の予想を覆す形で黒字化を達成しており、イーロン・マスク氏への「信頼」は徐々に回復しているとみる人も?
最近では駐車場に停めた車両を自分のもとまで呼び寄せる自動運転技術「Smart Summon(スマート・サモン)」の提供を開始したテスラ。業界関係者にとって、12月はテスラの発表から目が離せない1カ月となりそうだ。
【参考】関連記事としては「自動運転、テスラの戦略まとめ スマート・サモン機能導入!ロボタクシー構想も」も参照。