「自動運転バス元年」を世界で最も早く迎える国はどこか。その候補として挙がる国の一つに、ドイツがある。
ドイツでは2017年に初めて自動運転バスの試験運行が行われた。リゾート地として有名なバイエルン州のバート・ビルンバッハで実施されたのが最初だ。そんなドイツの首都ベルリンでも自動運転バスの試験走行が2019年8月16日から始まった。
フランス企業のEasyMide社が開発する車両を使い、ベルリン市の公共交通事業者「BVG」が運行する形だ。時速15キロで600メートルの距離を往復するルートでまず導入し、2019年末まで試験運行を続ける予定。
ちなみにベルリン市のほか、近くハンブルクのハーフェンシティーでも試験運行が開始される予定で、今年の年末にかけてドイツ国内でこうした実証実験に関するさまざまなニュースが報じられることは間違いない。
ドイツといえば、自動運転技術を開発するフォルクスワーゲン(VW)やBMWなどの自動車メーカー・ブランド、さらには自動駐車分野でも存在感を示す自動車部品大手ボッシュなどのお膝元だ。
技術開発と実践の両輪で、自動運転の定着はドイツでいち早く進むかもしれない。
【参考】関連記事としては「「自動運転×ヨーロッパ」の最新動向は? 各国政府や企業の取り組みまとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 16, 2018