イギリス政府は2019年8月14日までに、自動運転向けセキュリティ技術の向上に向け、200万ポンド(約2億6000万円)規模のファンドを組成したと発表した。
イギリス国内で自動運転車が安全に走行するためには、ハッキングなどを防ぐセキュリティ技術の向上が欠かせない。新たに組成したファンドは、こうした自動運転向けのセキュリティ技術を開発するプロジェクトに投じられる見込み。
報道などによれば、200万ポンドは最大で5プロジェクトに分割して投資される見込み。セキュリティに関するプロジェクトであれば投資を受けるための応募要件を満たしており、ハードウェアやソフトウェアの開発のほか、道路設置型の機器類の開発などでも可能だという。
パソコンやスマホをハッキング被害から守るITセキュリティ技術は当然いまの現代でも必要とされているが、自動運転車をサイバー攻撃やハッキングから守ることは乗員や歩行者の命を守ることにつながり、ことさら高いレベルが求められる。
最近ではこうした将来的な需要を見越し、自動車のセキュリティに特化したベンチャー企業も続々設立されている。
【参考】関連記事としては「「自動運転×セキュリティ」に取り組む日本と世界の企業まとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 22, 2019