鳥取県八頭町に自動運転レベル3のバス!SBドライブの協力で実証実験

2019年3月23日から4月5日、一般試乗も可能





自動運転車両のイメージ=出典:SBドライブ社プレスリリース

鳥取県八頭町(町長:吉田英人)とソフトバンクグループの株式会社SBドライブ(本社:東京都港区/代表取締役社長兼CEO:佐治友基)は2019年3月23日から4月5日の期間、八頭町で自動運転バスの実証実験を行う。現在一般試乗の募集を行っており、最新技術の自動運転を体験できる貴重なチャンスだ。

八頭町は高齢化と過疎化が進み、地域の重要な交通手段である路線バスの運転手不足という課題を抱えていた。そこで2016年5月にSBドライブと連携協定を結び、自動運転技術で人手不足を解決するため、環境整備などに取り組んできた。







今回の実験では、JR郡家駅前から大江ノ郷自然牧場までの約7キロの区間を自動運転レベル3(条件付き運転自動化)のバスが運行する。必要があれば人間が介入するが、基本的にすべての運転操作を自動運転システムが行う。現在運行中のバスと同じ車両に乗客を搭乗させ、実用レベルでのテストを行うことで課題の洗い出しと検証を行うという。

【参考】自動運転レベルの定義については「自動運転レベル0〜5まで、6段階の技術到達度をまとめて解説」も参照。

■運行管理は「Dispatcher」で遠隔から

バスの運行管理はSBドライブの自動運転プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を使用して遠隔操作で行われる。複数台のカメラで路面状況や乗客の様子を見守り、トラブルが発生した際は瞬時に緊急停止が行えるシステムだ。

AI(人工知能)が乗客の移動や転倒を感知すると発車しないなどの安全装置も備えている。最新のGPS技術でバスの位置をセンチ単位で把握し、バス停にきっちりと寄せて停車できるなど、実用面でも革新的な技術を搭載している。

SBドライブはソフトバンクのグループとして、自動運転技術の導入に関するコンサルティングなどを行っている。八頭町のほかにも国内の自治体と連携し、路線バスでの実証実験に取り組んできた。2019年2月には東京都の支援を受け、多摩ニュータウン内でも実証実験を行う。

■地方都市などの将来を占う実証実験に

八頭町とSBドライブは自動運転バスの実用化を通じて、将来的には地域内のどこにでも自由に移動できる自動運転車の開発を目指している。

自動運転は地方の抱える課題の解決に有効な側面がいくつもあり、今回の実証実験の行方は同じような課題を抱える地域からも注目を集める。

【参考】SBドライブの取り組みについては「SBドライブの自動運転戦略は? ソフトバンクグループのベンチャー企業」も参照。







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