ソフトバンク子会社で自動運転開発企業のSBドライブ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:佐治友基)は2019年6月27日、バンドルがない自動運転バスの公道実証の実施に向け、改造バス車両のナンバーを取得したことを発表した。
新規ナンバーの所得は、国土交通省関東運輸局長から道路運送車両の保安基準第55条による基準緩和認定を受け、可能となった。ちなみに保安基準第55条の条文は下記の通りとなっている。
(基準の緩和)
第55条 地方運輸局長が、その構造により若しくはその使用の態様が特殊であることにより保安上及び公害防止上支障がないと認定した自動車については、本章の規定及びこれに基づく告示であつて当該自動車について適用しなくても保安上及び公害防止上支障がないものとして国土交通大臣が告示で定めるもののうち、地方運輸局長が当該自動車ごとに指定したものは、適用しない。(出典:国土交通省道路運送車両の保安基準【2007.06.29】第55条)
■7月3〜5日に実証実験を実施
実証実験は仏Navya製の「NAVYA ARMA(ナビヤアルマ)」を使用し、7月3〜5日の3日間、東京都港区のイタリア街で実施する予定。実証実験は保安要員が同乗して行われ、不測の事態に備えて十分な安全措置もとる。
同社は「自動運転を前提に設計された車両が、一般車両の進入を制限して専用空間にすることなく公道を走行できるようになったのは、今回が国内で初めて」としている。
【参考】関連記事としては「SBドライブの自動運転戦略は? ソフトバンクグループのベンチャー企業」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) February 4, 2019