日本電産、オムロンオートモーティブエレクトロニクスの株式取得へ

「自動運転のセンサー製品群、ほぼ揃う」と強調



日本電産株式会社(本社:京都府京都市/代表取締役社長:吉本浩之)は2019年4月16日、オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社の株式取得などに関する譲渡契約を、親会社のオムロンと締結したことを発表した。


オムロンオートモーティブエレクトロニクスは車載用エレクトロニクス製品の研究開発や製造・販売を行っており、特にモータ制御や電源制御などの分野に強い。日本電産は同社グループのモータやギア、ポンプをオムロンオートモーティブエレクトロニクスの製品と組み合わせ、新たなモジュール製品やシステム製品を生み出していきたい考え。

また日本電産は報道発表で、グループ会社の日本電産エレシスとオムロンオートモーティブエレクトロニクスについて「両社は、ADAS(先進運転支援システム)領域で補完関係にあり、両社のシナジーは非常に大きいと期待しております」と説明している。

その上で、今後両社のセンサー製品などを足し合わせることで「将来の自動運転のためのセンサー製品群がほぼ揃う形となります」と強調している。

株式取得は今のところ2019年10月末ごろを予定しているという。




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