ITD Lab、自動運転OSの国際業界団体「The Autoware Foundation」に加盟

高精度ステレオカメラを開発

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自動運転の「眼」となるステレオカメラを開発するITD Lab株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役:実吉敬二、紫垣卓男)は2019年8月14日、オープンソースの自動運転OS「Autoware」の発展・普及を目指す国際業界団体「The Autoware Foundation」(AWF)にプレミアムメンバーとして加盟したことを発表した。

ITD Labは自動運転システム向けのステレオカメラを開発している。物体の輪郭を高解像度で抽出し、物体までの距離も高速で自動計算できることが特徴とされ、計算もステレオカメラ内蔵のワンチップで処理することが可能となっている。

こうしたステレオカメラはLiDARミリ波レーダーなどと並ぶ自動運転車向けのコアセンサーとなることが期待されており、ITD Lab社はAWFに加盟しながら自動運転システムの発展に寄与していきたい考えだ。

Autowareを開発するティアフォーの創業者でAWF代表理事の加藤真平氏は「ステレオカメラは自動運転システムの不可欠な要素技術の一つになって行く」と強調。その上で「ITD Labのステレオカメラはソフトとハードの両面で高い水準にあり、Autowareに足りない部分を補ってくれるものと信じている」とコメントしている。

AWFのプレミアムメンバーにはITD Labのほか、ティアフォーやトヨタの自動運転開発子会社トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)、英半導体設計大手Arm、LiDAR大手の米Velodyne LiDARなどが名を連ねている。

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