国土交通省自動車局が2018年9月に公表した「自動車の安全確保に係る制度及び自動運転技術等の動向について」という資料によれば、2016年のヒューマンエラー(法令違反)に起因する交通死亡事故は全死亡事故の97%にも上るという。こうした死亡事故における発生要因は何だろうか。
内閣府が同年発表した「平成28年中の道路交通事故の状況」によると、死亡事故原因の要因は「わき見」や「漫然運転」、「安全不確認」といった安全運転義務違反が55%を占める。「一時停止違反」や「速度違反」なども多い。
こうしたヒューマンエラーによる死亡事故を防ぐためにはどうすれば良いか。その有効な手段として挙げられるのが、人よりも事故発生率が大幅に低い自動運転車の実用化だ。
日本政府も高度な自動運転社会の実現を掲げ、法整備のほか、積極的に自動運転車の開発を戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)などで後押ししている。
最近では高齢者による事故も社会問題となっている。一刻も早い安全な自動運転車の開発が待たれる。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 2, 2019