GROUND社が17億円資金調達 自律型協働物流ロボットを量産提供へ

INCJやソニーCVCなどが出資



GROUNDが量産計画を進める自律型協働ロボット(AMR)=出典:GROUND社プレスリリース

物流技術スタートアップのGROUND株式会社(本社:東京都江東区/代表取締役CEO:宮田啓友)は2019年8月5日までに、総額17億1000万円の資金調達を実施したことを発表した。資金調達を通じ、自律型協働ロボット(AMR)を2019年度に提供予定で、量産計画も進める。

INCJ(旧・産業革新機構)をリードインベスターとして、ソニーのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である「Sony Innovation Fund」、JA三井リース株式会社、IMM Investmentなどを引受先とする第三者割当有償増資を行った形。


資金調達の目的は、物流ロボットの提供や物流ロボット運用最適化ソリューションの研究・開発・提供のほか、AI(人工知能)による物流データ整備と標準化モデルの研究・開発・提供、次世代型物流シェアリングモデルの研究・開発などだという。

同社は「事業拡大に向けた人材の積極採用や育成、物流領域における新しいテクノロジーのリサーチや開発体制の強化にも取り組み、企業価値の向上に努めます」としている。

GROUND社は2015年4月設立。「Intelligent Logistics」の実現を目指しており、物流領域で先端技術を導入することによってイノベーションを起こすことを目指している。

【参考】関連記事としては「ラストワンマイル向けの物流・配送ロボット10選」も参照。



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