自動運転で一層躍進へ!イーソル、東証一部にマザーズから鞍替え

リアルタイムOSで高い技術力



車載機器向けの基本ソフト(OS)を開発するイーソル株式会社(本社:東京都中野区/代表取締役社長:長谷川勝敏)は2019年10月15日までに、同社の株式が東京証券取引所の新興企業向け「マザーズ市場」から「市場第一部」に市場変更されたことを発表した。


同社のOS技術は特に自動車分野でその技術力が広く認知されており、最近では「CASE」(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)への対応も加速させていることで知られる。特に注目が自動運転関連領域での取り組みだ。

2015年11月にはイーソルのリアルタイムOS「eMCOS」を搭載した自動運転車が、「あいちITSワールド2015」でデモ走行を国内でいち早く成功させている。2018年9月には、個々人にパーソナライズされた自動運転の判断モデルを生成可能なAI(人工知能)フレームワークを開発していることも公表した。

2018年12月には自動運転OSの業界水準を目指す国際組織「The Autoware Foundation」に設立メンバーとして参画したことも発表している。東証一部への鞍替えでイーソルの自動運転分野での存在感は今後益々高まりそうだ。

【参考】関連記事としては「イーソル社の「eBRAD」、各運転手の特徴を踏まえた自動運転AIを自動生成」も参照。



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