自動運転シミュレーション向けの仮想空間を緻密に再現 文教大の川合ゼミとネクスティ社

「安価な自動運転技術の開発が可能に」



文教大学は2019年5月22日、情報学部の川合康央ゼミナールが株式会社ネクスティエレクトロニクスとともに「自動運転及びEV検討用シミュレータの外界環境開発」プロジェクトでシステムを共同開発したと発表した。


発表によれば、共同開発したシステムは自動運転のシミュレーションに必要な仮想空間を精密に再現したもの。川合ゼミが以前、津波避難行動シミュレーションシステムを開発していたことがきっかけとなり、共同開発が始まったという。

発表では「国土地理院のオープンデータや、ゲームエンジンなどの安価な開発環境を組み合わせることによって、低コストで、リアルな都市空間を再現することが可能となりました」と説明され、これにより、安価な自動運転技術の開発が可能になることが期待されるという。

システム開発には3年生のゼミ生が6人、4年生のゼミ生が8人参加した。

【参考】関連記事としては「クーガー、人の行動空間を1億通り以上生成する新AIシミュレータ発表 自動運転研究での活躍期待」も参照。



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