日産自動車(本社:神奈川県横浜市/社長:西川廣人)は2019年1月14日、米デトロイトで開催中のモーターショー「北米国際自動車ショー」で、自動運転技術を搭載した新型のEV(電気自動車)コンセプトカー「Nissan IMs」を初公開した。
自動運転モードでの走行中は車両前後のライトの色が青に変わるなどの仕様にし、車両が手動運転されていないことを歩行者や周辺の車両に認識してもらえるようにした。
また自動運転中にハンドル操作をする必要がない運転手が後部座席の人と会話しやすいよう、自動運転時はフロントシートを内側に15度回転させることができるようにした。
運転支援機能としては、日産が発表したばかりの新技術「Invisible-to-Visible(I2V)」も搭載した。I2Vは車両センサーが得た情報とクラウド上の情報を組み合わせ、建物があって見えないカーブの先などを可視化する機能などを有している。
日産は報道発表で、同社が推進する電動・知能化に関する取り組み「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を体現した車両だと強調している。広い室内空間や大容量バッテリーを搭載したパワートレイン(駆動装置)を搭載していることもアピールポイントだという。
発表によれば、充電1回あたりの走行距離は380マイル(約612キロ)。
【参考】関連記事としては「日産の自動運転戦略や技術まとめ EV、コネクテッド化も柱」も参照。
日産の"流儀"…自動運転戦略を完全解説&まとめ 自動車革命へ虎視眈々、電気自動車生産と並ぶ核|自動運転ラボ https://t.co/Pm2h2wwuIa @jidountenlab #日産 #まとめ #自動運転
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 21, 2018