自動運転車、「将来購入を検討する」48% 世界10カ国での調査

フランスの市場調査機関Ipsosが公表



フランスの市場調査機関Ipsos(イプソス)は2019年10月31日までに、自動運転に関連する調査結果を公表した。日本や中国アメリカなど10カ国の新車購入者2万人以上を対象に実施した調査で、自動運転車に関する知識や関心について調べられている。


発表によれば、自動運転について「かなり知っている」と回答した人は全体の15%に留まっているという。ただ将来的な自動車の購入で「自動運転車を検討する」「必ず検討する」と回答した人の合計は48%に上り、これを多いとみるか少ないとみるかは議論の余地があるが、一定の関心があることは認められたと言える。

また調査では、例え乗っている自動車が自動運転モードで走行していても、44%は「道路に集中し続ける」と回答している。自動運転とはいえ、歩行者や他の自動車への安全面での懸念を示している消費者はまだまだ多いようだ。

調査では、新車購入者の70%は運転を純粋に楽しみ、たとえ短時間でも運転の責任を自分のクルマに渡す心構えはまだできていないということも分かったという。

【参考】関連記事としては「自動運転、10年後には人間超え?世界の人々に予想を聞いたら…」も参照。



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