フィリピン人俳優、1人乗りのドローン系空飛ぶクルマを発明 高さ6mまで上昇可能

皆が都市上空を舞う未来は近い?



出典:Flying KyxzプロジェクトのYoutube動画より

元フィリピン人ダンサーであり、俳優やカメラオペレーターの肩書も持つKyxz Mendiola氏が、1人乗りのドローン「ミレニア・コンセプト」を開発・発表したことが2018年10月10日までに明らかになった。

ミレニア・コンセプトは約6メートルの高さまで上昇することができ、最高時速は約70キロにもなるという。総重量は100キロと発表されている。「空飛ぶクルマ」とも呼べるその発明に注目が集まっている。


ミレニア・コンセプトはボタン操作で機体を上昇させることができ、スティック操作で前進することができるという直感的な操作性を実現させた。16基あるプロペラローターの中で故障が発生しても、問題なく飛行を続けられる設計のようだ。

このほど公開されたミレニア・コンセプトの動画では、機体を取り囲むようにして中心から外側に伸びる8本の「足」に2基ずつ取り付けられたプロペラが回転し、離陸をする様子が確認できる。

動画を観ると、地上から2〜6メートルほどの高さを非常に安定した様子で滑るように飛行していることが確認できる。決して空高く舞い上がるわけではないものの、飛行時の大きなグラつきや傾きはないように見受けられる。


この撮影が行われたのはヤギなどが暮らす牧場と思われる場所だ。ヤギたちは不思議なものを見るようにミレニア・コンセプトの位置を確認しては、せわしなく走り回っている。

ミレニア・コンセプトはやがて着陸態勢に入り、スタッフの手を借りることなく芝生の上にゆっくりと着地を果たした。

ミレニア・コンセプトの開発における最終目標は、都市の交通渋滞解消だという。手軽に空を飛び、目的地まで安全に移動できる未来がそう遠くはないことを感じさせる。

【参考】関連記事としては「空飛ぶクルマとは? 仕組みや技術、必要なインフラなど|自動運転ラボ」も参照。



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