デンソー、NRIセキュアとサイバーセキュリティ新会社「NDIAS」設立へ 自動運転車やつながるクルマ守る

車載電子製品のセキュリティ診断など提供



自動車部品最大手の株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市/取締役社長:有馬浩二)は2018年10月1日までに、野村総合研究所グループのセキュリティ事業の中核を担うNRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:小田島潤)とともに、サイバーセキュリティ事業を行う株式会社NDIAS(エヌディアス)」を2018年12月に合弁で設立すると発表した。


デンソーは車載品質や車載に適したサイバーセキュリティ技術開発のノウハウを持ち、NRIセキュアテクノロジーズは金融システムや重要インフラ、民生機器の分野において培ったセキュリティ診断やコンサルティング事業に強みがある。

自動運転やコネクティッドカーが普及すると、外部からのハッキングが脅威となる。新会社はサイバー攻撃を未然に防ぐ「ホワイトハッカー」として、自動車の開発段階から一貫した車載電子製品のセキュリティ診断やコンサルティング事業を展開していく。

急速にデジタル化が進む自動車業界では、国際的に自動車向けのサイバーセキュリティ要件の標準化が進められており、日本でも各メーカーに対するサイバーセキュリティ対策の義務化が法制度化が検討されている。

こうした環境下で両社は新会社設立によって安心・安全なモビリティ社会の実現を支援する。資本金は1億円で、デンソーとNRIセキュアテクノロジーズがそれぞれ50%ずつ出資する。


【参考】デンソーの関連ニュースとしては「デンソー、 自動運転技術の開発人材100人を社内公募 過去最大規模|自動運転ラボ」も参照。



関連記事