MMD研究所(所在地:東京都港区/代表責任者:吉本浩司)は2018年8月23日までに、「シェアリングエコノミーサービスに関する調査」の結果を発表した。発表によれば、ライドシェアを経験したことがある日本人は2.8%、逆に言えばライドシェアの未経験者が97.2%にも及ぶことが明らかになった。
調査は2018年7月13〜20日にかけて実施され、18〜69歳の男女計2085人が調査対象となった。日本においてライドシェアは営利的な形でのサービス提供は解禁されておらず、その結果が調査結果に如実に反映したものと言える。経験したことがあると答えた2.8%の大半が、海外でウーバー(Uber)などを体験したケースであるとみられる。
自動車に関連するシェアリングエコノミーサービスとしてもう一つ挙げられるカーシェアについては、利用したことがあると答えた人は全世代平均で4.0%。最も利用経験者が多かった世代は20代で、7.7%だった。30代は5.7%、40代は4.0%、50代は3.1%、60代は1.6%で、年代が上がるにしたがって利用したことがある人は減る結果となった。
またカーシェアをする際にどのサービスを利用したのかという質問に対しては、タイムズカープラスが77.4%と最も多いという結果になった。その後、オリックスカーシェアが50.0%、dカーシェアが33.3%、カレコが32.1%、ラクモが32.1%と続いた。
【参考】日本国内ではライドシェア解禁の見通しが立っていないことから、タクシーの配車サービスなどを提供するケースが目立ってきた。関連ニュースとしては「【速報】ソフトバンク、秋から大阪でタクシー配車サービス 中国ライドシェア滴滴出行と無償トライアル|自動運転ラボ 」も参照。
【速報】ソフトバンク、秋から大阪でタクシー配車サービス 滴滴出行と無償トライアル https://t.co/XpjaEE1gKC @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 19, 2018