垂涎モノ… トヨタでグーグル出身CEOと自動運転開発 エンジニア募集

TOEIC730点以上、月給40万円以上


トヨタ自動車が2018年3月に設立した新会社で、自動運転ソフトウェアの先行開発を担当するエンジニアの募集がスタートした。掲げる人材像は「情熱を持って世界トップレベルの自動運転技術の先行開発を推進できる即戦力」。技術者にとっては、自動運転の最先端で開発を手掛けることができる大きなチャンスと言えそうだ。







トヨタグループで自動運転ソフト開発を手掛ける「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)」が2018年6月13日付で募集を開始した。トヨタやデンソーの技術者も含めて、1000人規模の開発体制を早期に構築したい考え。

勤務地は東京・日本橋。同日公開した採用ウェブサイトによると、英語を社内公用語にするため、TOEIC730点以上が応募には必須となる。月給は40万円以上。募集するエンジニアの専門領域は「コンピュータサイエンス」「コンピュータビジョン」「人工知能技術」「自動運転システムアーキテクト」「自動運転システム・ソフトウェア技術」「ビジネスデベロップメント」など。

■CEOは元グーグルのカフナー氏

TRI-AD社では、米グーグルで自動運転車開発に携わったジェームス・カフナー氏が最高経営責任者(CEO)を務める。そのほかロボティクスやAI開発の第一人者として活躍するギル・プラット氏が取締役会長として参画する。

ジェームス・カフナーCEOは報道発表で「世界中の優れたソフトウェアエンジニアを集めたい」と強調した上で、「強固で信頼性がある『製品レベルのソフトウェア』を先行開発段階から作りあげていくために、必要となるあらゆるリソーセスを準備する」とコメントを添えている。

TRI-AD社は乗用車やモビリティサービス(MaaS)向けの自動運転技術や、自動運転向けの高精度地図を自動生成する技術などの開発を急ぐ。自動運転の実用化に向けた実車試験やシミュレーションなどの環境作りにも力を入れる。

【参考】報道発表では「個々の力を最大化してイノベーションを推進するシリコンバレーらしさ」と「人材育成やチームワークを重視する日本らしさ」を融合した開発環境を構築することを明らかにしている。詳しくは「プレスリリース」も参照。

■TRI-ADが募集する3つの職種とは?

募集職種の1つ目の「自動運転・先進安全システムの知能化要素技術開発、自動運転・先進安全システム/ソフトウェアの先行・製品開発」では、必要な能力として「ソフトウェア開発能力」や、データ分析などや機械学習(ディープラーニング)を含む「AIソフトウェアの開発能力」、「画像処理技術」など13項目が挙げられている。

募集職種の2つ目の「人工知能を活用したヒューマンセンシング技術開発」では、AIやコンピュータサイエンス、人間工学などの最先端技術を駆使したシステム・アプリケーションの先行開発に従事する。必要なスキルとしては「AIソフトウェア開発能力」や「画像認識AI、AIを活用した感情推定」など7項目が挙げられている。

【参考】詳しくは採用ウェブサイトの「人工知能を活用した ヒューマンセンシング技術開発」を参照。

募集職種の3つ目は「自動運転・先進安全システムに関わるビジネスデベロップメント」だ。大企業とスタートアップの2社で働いた経験があることが応募資格の一つ。主な職務内容はTRI-AD社の製品・サービスを世に出していくことで、必要な能力としては「ソフト製品における市場戦略立案」や「ベンチャー企業との連携」などの4項目が挙げられている。

【参考】詳しくは採用ウェブサイトの「自動運転・先進安全システムに関わる ビジネスデベロップメント」を参照。

■自動運転技術開発の最前線で働く

採用試験を通過するためには、先端技術のスキルを有し、TOEIC730点以上などの条件を満たしていることが最低条件になる。一方で元グーグルのCEOや世界最高レベルのエンジニアとともに自動運転技術の最先端で働けることは、技術者にとっては垂涎モノであるとも言える。

トヨタは自動車業界に訪れている自動運転やコネクテッド、モビリティサービスなどの波を「100年に1度のチャンス」と表現しており、今後も優秀な技術者の採用活動を強化していく見込みだ。







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