インターネット衣料品EC大手のZOZOの創業者で元社長の前澤友作氏。新会社として「スタートトゥデイ」を創業したが、もしかすると将来的に自動運転領域への参入を考えているのかもしれない。
そう思わせる理由は、前澤氏が2月24日にnoteで投稿した「前澤の新会社スタートトゥデイで「アートディレクター」募集!!」の内容の中にある。
アートディレクターの募集要件に関する説明の中で、提出する必要がある課題として「自動運転車につけるマークのデザイン(仮想)」と「そのデザインにした理由」が挙げられているからだ。(ちなみに応募は既に締め切られている)
前澤氏のTwitterでも、課題に関するツイートが下記の通り投稿されている。
【さらに求人募集】新会社スタートトゥデイで「アートディレクター」を募集します。
経営とデザインを両軸で考えることができ、デザインで社会を変えたいと思う人。
お待ちしてます!!
応募課題は「自動運転車につけるマークのデザイン(仮想)」をお願いします!https://t.co/a3GiRo2z6B
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤 友作 (@yousuck2020) February 24, 2020
■ビジネステーマは「人や社会の課題解決」
スタートトゥディの事業活動については、まだどのような領域を手掛けるか分かっていない。ただ、今回のアートディレクターの募集要項から見れば、自動運転やMaaSなどのモビリティイノベーションへの参入を検討していることも十分に考えられる。
ちなみにnoteの投稿では前澤氏のビジネステーマとして「人や社会の課題解決」と説明されている。自動運転やMaaSはまさにこれに当てはまる。自動運転は交通事故を減らし、MaaSは移動課題の解決に結びつく概念だ。
ちなみにアートディレクターの年収は「1000万円~1億円」とされている。日本国内におけるモビリティ系企業ではここまでの好条件の求人はなかなかない。今回の課題の設定によって、前澤氏は超優秀な自動車関連デザイナーを獲得できることになるかもしれない。
【関連】参考記事としては「日本の自動運転求人、最高年収2100万円 シリコンバレーは4000万円」も参照。