月極駐車場の空き情報、シェア事業者と自動共有しスポット貸し MaaS時代を下支え

駐車場検索大手ハッチ・ワークがシステム開発



移動手段の統一プラットフォームが誕生する「MaaS」時代には、レンタカーやカーシェアがより利用しやすくなる。その場合、その受け皿となる駐車場が必要になってくる。とはいえ、日本の都市部で活用できる土地には限りがある。そんな中、こうした課題の緩和に貢献しそうなサービスが登場した。

駐車場検索サイト大手の手掛ける株式会社ハッチ・ワーク(本社:東京都港区/代表取締役社長:増田知平)は2019年11月20日までに、未契約の月極駐車場の情報をシェアリング事業者と共有し、ドライバーがスポットで月極駐車場を利用できるサービスに貢献するシステムを開発したと発表した。


ハッチ・ワークが開発したのはデータベース自動連携システムで、月極駐車場の空き情報が自動でシェアリング事業者と連携され、月極駐車場の空いているときに駐車場スペースを効率的に貸し出せるようにした。

出典:ハッチワーク・プレスリリース

駐車場シェアの動きは近年加速しているものの、今までは駐車場の管理会社がこうした情報をシェアリング事業者と都度共有するのは大きな手間だった。今回は空き情報が自動で共有されるため、管理会社の手間が省ける。さらに月極駐車場の稼働率も高まり、管理会社にとっては売上増も見込める。

ハッチワーク社はシェアサービスと連携可能な駐車場台数について、2019年内に1万台、3年以内に10万台、という数字を掲げている。来たるMaaS時代を下支えする仕組みとして期待される。

【参考】関連記事としては「駐車場検索サイト大手ハッチ・ワークもMONETコンソーシアムに参画!どんな団体?」も参照。



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