東北大NICHe、自動運転実証などで南相馬市と浪江町と連携協定

公道での自動運転実証を実施へ



出典:NICHeプレスリリース

東北大学未来科学技術共同研究センター」(所在地:宮城県仙台市/センター長:長谷川史彦)=NICHe=は2019年11月12日までに、自動運転技術や電気自動車(EV)の社会実装による地域交通の課題解決などに向け、南相馬市と浪江町の両自治体と連携協力に関する協定を締結したと発表した。

この協定は、東日本大震災や原子力災害の影響を受けた地域で産業基盤の再構築を目指す「福島イノベーション・コースト構想」の実現に向けた取り組みを展開するのが目的の一つだ。


具体的な取り組み内容としては、東北大が保有するEVバスなどを活用したスマートモビリティの実証や、スマートコミュニティ事業施策などとの連携、他大学とも連携した自動運転の実証などの実施などが挙げられている。そのほか、EVや自動運転に技術に関わる人材育成事業も含まれているようだ。

自動運転の実証については、まず2019年度中に小型EV車両の導入して自動運転化の取り組みを開始し、2020年度に自動運転車を構築したあと、2021年度にも公道実証を実施する予定としている。

南相馬市と浪江町は2017年から東北大NICHeが幹事を務める「東北次世代移動体システム技術実証コンソーシアム」に参加している。

【参考】関連記事としては「福島県の内堀知事、空飛ぶクルマ開発で世耕経産相に「福島ロボットテストフィールド活用を」と要望」も参照。



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