ホンダ、運転手向けスマホアプリ開発の米Drivemodeを子会社化 コネクテッド領域を強化

本田技術研究所が全株式を取得



出典:Drivemode社プレスリリース

株式会社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市/代表取締役社長:三部敏宏)は2019年10月7日、スマートフォンを使ったドライバー向けコネクテッドサービスを開発する米Drivemode社を完全子会社化したと発表した。

本田技術研究所はホンダの研究開発子会社。今回、2014年設立のスタートアップ企業であるDrivemode社の全株式を取得して子会社化することにより、ホンダのコネクテッドカー事業やデジタル領域における事業を強化するねらいがあるとみられる。完全子会社化は9月26日付。


ホンダとDrivemode社は2015年から共同開発を手掛けるなどこれまでも関係性があり、今後は本田技術研究所内のデジタルソリューションセンターとクラウド技術にも強いDrivemodeが連携し、新たなサービスの開発などを進めていく。

ホンダの三部敏宏社長は「優秀な人材と革新的なソフトウェア技術、そしてベンチャーとしての豊富な経験が、Hondaの持つ製品開発技術と融合することにより、新たな価値創造が可能になると確信しています」と報道発表で述べている。

Drivemodeには日本の独立系ベンチャーキャピタル(VC)の「インキュベイトファンド」がシードラウンドで投資を行っている。

【参考】関連記事としては「ホンダのコネクテッドカー戦略とは?「つながるクルマ」、どう開発?」も参照。



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