三菱重工業株式会社(本社:東京都千代田区/取締役社長CEO:泉澤清次)は2019年4月15日までに、自動運転機能を備えた消防ロボットとして「放水砲ロボット」と「ホース延長ロボット」の実戦配備型機を開発したと発表した。石油コンビナートなど消防隊員の接近が困難な火災現場において活躍が期待されるという。
発表によると、放水砲ロボットは人が近づくことが困難な場所でもGPS(全地球方位システム)やレーザーセンサーを活用した自動制御で火元に向かうことができ、消火・冷却が可能だという。具体的には、1.0メガパスカル(MPa)の圧力で1分間に4000リットルの放水が可能だという。
ホース延長ロボットは最大300メートルまで消防用ホースを自動で敷設することが可能となっている。
消防ロボットは、三菱重工業が消防庁とともに「エネルギー・産業基盤災害対応のための消防ロボットシステムの研究開発」プロジェクトに参画して開発を進めてきた。災害大国とも呼ばれる日本では特にこうした自動運転機能を備えた消防ロボットの活躍が期待される。
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浮上した難題…救急車の存在を自動運転車は認識できない AI判断に大きな壁 スタートアップによるイノベーション期待 https://t.co/3fMhKpkhNM @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 8, 2018