ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区/CEO:宮内謙)は2019年4月14日までに、「5G-NR」と呼ばれる5Gの新たな無線方式の無線伝送技術に関する実証実験を実施したことを発表した。
具体的には、車両直接通信の屋外フィールド実験を実施し、基地局圏外における5G車載端末間の自立的な直接通信に挑戦したというもので、同社は「無線区間の遅延時間が1ms(1000分の1秒)以下となる低遅延通信に世界で初めて成功しました」としている。
同社はトラックの隊列走行に関する実証実験を続けており、今回の成果について「トラック隊列走行の早期実現に寄与するもの」と強調している。5G基地局が未展開の地域やトンネル内の走行中でも低遅延通信が可能になるからだ。
トラック隊列走行とは、自動運転の後続車両が先頭車両に追従して走行する仕組みのことを指す。運送業界の人手不足や運送効率の底上げに寄与することが期待されている。
【参考】関連記事としては「日野自、後続車有人システム使った隊列走行実証実験に参加 自動運転レベル2の技術」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 18, 2018