米半導体大手エヌビディアの自動運転シミュレーションプラットフォーム「NVIDIA DRIVE Constellation」が、自動運転システムの「仮想試験場」として注目を集めている。
ドイツに拠点を置く第三者認証機関「テュフズード」は自動車メーカーなどが開発した自動運転システムのテストに活用。テュフズードはこの仮想空間でのテストを通じ、公道走行前に各社の自動運転システムの実用性などを評価・検証できるようにする。
ドイツの規制当局はこの仮想空間の中で検討中の法規などを適用させることで、安全指針の策定に役立てようとしているようだ。自動運転車が現実世界の公道を走行する前に事故を防ぐための対策を立て終わることを目指すという算段だ。
自動運転業界では仮想空間での走行実験を各社が盛んに行っている。現実の走行環境に近い状況の再現度を高めるため、エヌビディアなどの企業がシミュレーションプラットフォームの開発に力を入れている。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。
【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る https://t.co/wGPYiXnZEg @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 22, 2018