日本初!実車使用した自動運転AIコンテスト開催 自動車技術会が主催、舞台は東京大学

2019年3月23〜24日、アルゴリズム実装し走行性能競う

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出典:自動車技術会プレスリリース/ティアフォー

実車を使用した自動運転コンテストとしては日本初——。自動車技術会(会長:坂本秀行)は2018年11月27日、「Japan Automotive AI Challenge(自動運転AIチャレンジ)」を2019年3月23日と24日の2日間、東京大学柏キャンバス(千葉県柏市)で開催すると発表した。自動運転プログラムを実車に実装して走行性能を競うというもので、情報通信系や理学系の人材確保などに向けた新たな教育プログラムとして実施する。

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経済産業省が2019年2月に主催するAIエッジコンテストの上位4チームが参加する予定。情報系の大学・専門学校や企業のチームの出場が見込まれている。

【参考】AIエッジコンテストの詳しい概要は「公式ページ」も参照。このコンテストでは自動運転の実現に不可欠な画像認識技術の精度を競い合う。上位入賞者への賞金総額は200万円。AIエッジコンテストでは、AI画像認識コンペティションなどで多くの実績がある株式会社SIGNATEが運営に協力する。

各チームが開発したアルゴリズムを自動運転プログラムに組み込んだ上で自動走行車両に搭載し、デジタル地図の作成やセンサーのチューニングも行った上で東大柏キャンバス内の試験路で課題や完走に挑む。タイムや乗り心地も競う。AIエッジコンテスト前にティアフォー社が各チームのメンターとなり、実車実装講習なども行う。

■ティアフォーのAutowareにアルゴリズム実装

アルゴリズムを実装する自動運転プログラムとしては自動運転スタートアップ・ティアフォー社のオープンソースOS「Autoware」が、自動走行車両としてはヤマハ発動機のワンマイルモビリティシステム「パブリック・パーソナル・モビリティ(PPM)」が使用される予定。

欧米や中国などでは、自動運転分野におけるソフトウェア人材の発掘や育成などを目的としたコンテストが2015年ごろから各国で行われるようになってきた。自動車技術会が主催する今コンテストも国際的に認知されるイベントとなることを目指し、日本国内のほか海外からも優秀なエンジニア人材などを引き込むことも狙う。

主催は⾃動⾞技術会、自動運転チャレンジ検討WG・自動運転AIチャレンジSWG。自動運転チャレンジ検討WG・自動運転AIチャレンジSWGのメンバーは下記の通り。

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