年収1,000万円オーバーも!MaaS求人、トヨタとホンダを比較してみた

事業企画やシステム企画、スーパーバイザー職も



自動車メーカーは現在、車体製造・販売などの「ハード」分野だけではなく、MaaSなどの「ソフト」分野でも事業を拡大している。そのため、トヨタホンダからもMaaS関連の求人が出ている。


そこで今回は、もしもあなたがMaaS分野でキャリアを積み重ねるなら、トヨタとホンダのどちらで働くべきか、実際の求人案件をみながら考えてみようと思う。

■トヨタ系のMaaS求人

トヨタのIT系戦略事業企業であるトヨタコネクティッドは、「MaaSに関する分野の事業企画」と「コールセンターのスーパーバイザー」のタイトルで募集案件を出している。

事業企画では、入社半年から1年の間でMaaS事業部のマネジャーを目指せる。事業計画を立案しながらチームマネジメントにも取り組むやりがいがあるポジションと言えそうだ。想定年収は500万〜1,300万円。

▼事業企画(MaaSに関する分野の事業企画に関する募集)|トヨタコネクティッド
https://jp.indeed.com/%E4%BB%95%E4%BA%8B?jk=be1ee6fa85eb94a4


コールセンターのスーパーバイザーは、一見地味な職種に感じるかもしれないが、新たに展開するサービスではこうした裏方役の活躍が非常に重要となる。想定年収は500万〜1,300万円。

▼スーパーバイザー|トヨタコネクティッド
https://jp.indeed.com/viewjob?jk=74cebfa22b629fbc

トヨタ自動車本体からは、自動運転とモビリティサービスを融合した事業におけるサービス企画職の求人が出ている。都市部の渋滞などの社会課題や移動ニーズを把握した上で、モビリティサービスを企画・開発するポジションだ。モビリティ業界に限らず、プロジェクトリーダーの経験がある人を募集しているようだ。

▼自動運転とモビリティサービスを融合した事業/サービス企画 MaaS事業部|トヨタ自動車
https://jp.indeed.com/viewjob?jk=e9e49f5846c15f3e


■ホンダ関連のMaaS求人

ホンダからもMaaS関連の求人が出ている。

一例として、「MaaS領域の商品・サービス企画」のプロジェクトリーダーや中核メンバーを募集している案件がある、勤務する部署は1年前に立ち上がったばかりということで、ベンチャーマインドあふれる職場環境とのことだ。

▼MaaS領域の商品・サービス企画|本田技研工業
https://jp.indeed.com/viewjob?jk=d081cd5f8b71b87e

ホンダ子会社のホンダモビリティソリューションズでも募集があり、MaaS領域のシステム企画の人材を募集している。こちらはエンジニア寄りの求人内容となっていて、アプリケーション・システム開発のプロジェクトマネジメント経験者が求められる。想定年収は「〜1,000万円」と説明されている。

▼システム企画(自動運転モビリティサービス・カーシェアサービス)|ホンダモビリティソリューションズ
https://js02.jposting.net/honda-rd/u/hms/job.phtml?job_code=864

■両社から魅力あるMaaS求人

MaaSのフロンティアを目指すなら、トヨタとホンダのどちらに勤務するのが良い、と言い切ることはできないが、キャリアを積み重ねたい人にとって魅力ある求人が両社から出ていることは確かだ。

また想定年収が提示されている案件では、いずれも年収1,000万円を目指すことが可能となっている。MaaS分野で転職を検討している人の参考になれば幸いだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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