バス運賃支払い、スマホ見せるだけ!QRコード×アプリでキャッシュレス、どうやって?

MaaS支える地方バスにおける革新





出典:日立製作所プレスリリース

株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区/代表執行役:東原敏昭)と秋田県で路線バスを運営する羽後交通株式会社(本社:秋田県横手市/代表取締役社長:齋藤善一)は2020年1月26日までに、秋田県初の取り組みとして、スマートフォン向けウェブアプリとQRコードを活用した路線バス運賃のキャッシュレス決済システムの実証実験を、3月31日まで実施すると発表した。

同実証実験は、羽後交通のバスの車内にQRコードを設置し、乗客がスマートフォンアプリでQRコードを読み取ることで運賃の決済準備をできるようにするものだ。詳しくは後述するが、運転手は乗客のアプリで表示された運賃額を確認するのみで、決済の手順は基本的に乗客側で完結する。







現在、日本国内の都市部での主要な交通機関では「ICカード」を用いた運賃決済が主流となっている。しかしICカードの導入には高度な専用設備が必要とされ、地方の路線バスでの導入は困難という背景がある。

■どのような決済手順となるのか

実証実験の決済手順としては、まず乗客はウェブアプリ上でクレジットカード登録など事前に行い、乗車時に整理券を受け取る。そしてアプリを起動し、車内に設置されたQRコードを読み取る。

この後「運賃確認・選択」の手順は2つのパターンに分かれる。パターン1では画面上に表示された現在乗車中の路線の停留所一覧から乗車場所・降車場所を選択し、パターン2では現在乗車中の路線の運賃一覧から金額を選択する。

利用人数・券種を選択すると、最終的な運賃が算出され、支払い時に運賃確認画面と整理券を運転手に提示する。最後に運転手が運賃を確認し、乗客自身が「運賃確定」を選択すると決済完了となる流れだ。

■地域の路線バスの取り組みに注目

この実験での成果を踏まえ、両社は乗客・バス事業者の双方に配慮した改善を行っていく考えだ。地域の路線バスは、将来的なMaaSの実現に必要不可欠な要素である。地域を支える路線バスでの新たな取り組みに注目だ。

【参考】関連記事としては「トヨタのMaaSサービス「my route」を徹底解説」も参照。







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