自動運転タクシー(ロボタクシー)のパイオニアである米Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)が、米国の首都でもサービスを開始することを発表した。2026年からワシントンD.C.で完全自動運転のロボタクシーサービスを提供するという。
Waymoは現在、米国の4カ所でサービスを展開中だが、ついに首都への進出も果たすことになる。現状ではまだ規制当局からの承認が得られていないようだが、首都でのサービス開始はGoogleの展開拡大を示すシンボルにもなりそうだ。
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■規制が厳しいワシントンD.C.へ進出へ
2018年にアリゾナ州フェニックスで世界初のロボタクシーの商用化を果たしたWaymo。その後、カリフォルニア州サンフランシスコやロサンゼルス、テキサス州オースティンでもサービスを提供している。
同社はこれまで西部や南部の都市でのみサービスを展開していたが、ワシントンD.C.は初の東部進出になる。政府の中心となるワシントンD.C.では、連邦規制当局の厳しい監視のもとでの運行となることが予想される。またトランプ政権下で自動運転車に関する政策がどうなるかまだ不透明な中で、サービス開始を発表したことは勇気ある決断と言える。
WaymoはワシントンD.C.で2025年始めから、「ロードトリップ」と呼ばれるテスト走行を実施している。今後数カ月間で、ワシントンD.C.の地域社会や緊急対応機関との関係を深めていく予定だ。また、ドライバーレスで運行するために必要な規制の整備を進めるべく、関係各所との緊密な協力も続けていくとしている。
なお最近サービスを開始したオースティンではUberのアプリを介してロボタクシーの配車を行っている。これに対し、ワシントンD.C.では自社アプリ「Waymo One」を通じてのサービス提供となる。
同社の共同CEO(最高経営責任者)であるテケドラ・マワカナ氏は「私たちは、Waymo Oneの快適さや一貫性、安全性をワシントンD.C.の皆さん、毎日この街で働き、遊ぶ人々、そして世界中から訪れる何百万もの旅行者に提供できることを楽しみにしています」と意欲を語っている。

■ワシントンD.C.当局の見解は?
WaymoのワシントンD.C.への展開拡大についてワシントンD.C.交通局(DDOT)は、「Waymoの発表を認識している」と述べているようだ。
DDOTは「当局は、ワシントンD.C.における自動運転車の安全かつ責任あるテストを支援するための許可制度を積極的に整備している。現在の法律では運転席にオペレーターがいることが求められており、無人での商業運行は認められていない」と話している。Waymoのドライバーレスでのロボタクシー運行は、現時点では認められていないということになる。
ただしDDOTは、他の地域から学びながら関係機関と協力して規制のアプローチを「洗練させる」プロセスを進めているようだ。そしてWaymoの運行については「私たちの最優先事項は、Waymoのような企業がワシントンD.C.で事業を行う際に、安全を最優先し、当局の規制枠組みに沿った形でこの都市独自の交通エコシステムにシームレスに統合されることを推進することだ」とのコメントを出している。
■アトランタとマイアミでも提供予定
WaymoはワシントンD.C.の前に、ジョージア州アトランタとフロリダ州マイアミでもサービスを開始する計画だ。またテネシー州ナッシュビルでもテスト走行を開始するようだ。
現在、毎週20万回以上の完全自動運転による有料ロボタクシー運行を実施しているWaymo。膨大な走行データを武器に、2026年までに複数の都市へサービス拡大を図っている。
【参考】関連記事としては「米国、早くも自動運転タクシーの「普及期に移行」か Googleが急速にエリア拡大」も参照。