自動運転求人は8.9%増、MaaS求人は4.6%増 2023年10月調査

国や自治体による求人が増えていく兆し



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2023年10月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。


■自動運転:前月比8.9%増の23,230件

「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年10月末時点で、前月比8.9%増、前年同月比37.4%減の23,230件だった。

サイト別では、Indeedが前月比13.4%増の17,317件、dodaが同2.8%減の4,460件、リクナビNEXTは同0.5%減の1,195件、マイナビ転職が同12.9%減の115件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同3.0%減の65件となった。

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■国や自治体による募集、増加へ

自動運転関連の求人では国土交通省が、自動運転車などの新技術の実用化に向けた環境整備や、自動運航船の実現のための技術開発支援や国際ルール作りといったプロジェクトなどに関わるポジションの募集を出している。

国や自治体が自動運転実装を積極的に推進する中、同種の求人は今後増えていくことが予想される。


■MaaS:前月比4.6%増の2,040件

「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年10月末時点で、前月比4.6%増、前年同月比37.7%減の2,040件となった。

主要転職サイト別では、Indeedは前月比1.5%増の1,235件、dodaが同1.1%増の567件、リクナビNEXTが同37.7%増の212件、マイナビ転職は同11.1%増の10件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職では6件の掲載があった。

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そもそもMaaSは、さまざまな移動サービスや観光案内サービスなどをワンストップで提供するサービスのことを指す。最近は航空会社も航空路線と陸上のさまざまな公共交通や移動サービスを組み合わせ、独自のMaaSを展開し始めていることから、MaaS関連の求人が航空会社からも登場している。

【参考】関連記事としては「自動運転求人は2万1,339件、MaaS求人は1,951件 2023年9月調査」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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