Woven City「楽しみ!」「考え方素敵!」 トヨタスクール開催

静岡県裾野市の小学生、どう反応した?



Woven Cityが建設されている静岡県裾野市にある富岡第一小学校で、2022年12月に「トヨタスクール」が実施された。トヨタスクールとは、トヨタ自動車東日本(TMEJ)とトヨタ自動車東富士研究所が1977年から続けている取り組みだ。

これまで工場見学などを通して約4万人の小学生が参加してきたが、今年から出前出張という形式に切り替えたという。2022年度からはWoven Cityについて伝えるために、トヨタグループのWoven Planetも参加している。


以下、Woven Cityの公式サイトの記事を引用もしつつ、今回の取り組みの様子を説明していきたい。

▼Toyota Woven City|Updates|トヨタスクール
https://www.woven-city.global/jpn/updates/20221223.html

■「考え方がすごく素敵だと思った」

トヨタスクールでWoven Planetは「自分以外の誰かの幸せのために、未来の当たり前をつくる」という考え方を子ども達に伝えるために、高齢者も安全に乗車できる歩行領域モビリティ「C+Walk」や荷物を届ける生活支援ロボット「HSR」に触れる機会を提供した。


「Woven Cityにはだれが住むの?」というクイズも出題し、子ども達に考えてもらったという。授業後の子ども達からは「Woven Cityができるのが楽しみ。人のために頑張る、という考え方がすごく素敵だと思った」といった感想があった。

TMEJはクイズ形式でクルマの製造工程を学べる授業を、トヨタ自動車東富士研究所は性能試験や技術開発など、研究所で実際に行われていることを伝えた。

今後もトヨタスクールを通じて、トヨタやWoven Cityについて興味を持ってもらえるよう努め、「町いちばん」の会社を目指していくという。

■2020年1月に構想が発表されたWoven City

Woven City構想は、2020年1月に米ラスベガスで開催された世界最大の技術見本市「CES 2020」のトヨタプレスカンファレンスで、豊田章男社長自らが発表した。


静岡県裾野市にある、2020年末に閉鎖したトヨタ自動車東日本の東富士工場の跡地を再開発し、新たな都市・まちを作っている。東京ドーム役15個分に相当する広さのWoven Cityでは、パートナー企業とモビリティやロジスティクス、IoTなど、多様な領域の先端技術を検証する。

新しい技術やサービスの実証や導入に特化した都市でありながら、関係者や実証対象者が実際に居住するという点にも注目だ。世界中に実証都市は存在するものの、実際に人間が住むパターンは珍しい。早ければ2024年に第1期のオープンを目指している。

■自動運転技術の浸透につながる取り組み

将来を担う子ども達にWoven Cityを紹介し、自律走行ロボットなどを知ってもらい、実際に触れてもらうことは、自動運転技術が社会に浸透していくことにもつながっていくはずだ。

これからもWoven Cityがある裾野市でトヨタがどのような取り組みを続けていくのか、着目していきたい。

【参考】関連記事としては「トヨタと自動運転(2023年最新版)」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事