タレントのラサール石井さんが、吉村知事の空飛ぶクルマ関連のツイートにツッコミを入れている。そのツイートは以下の通りだ。
えー!「空飛ぶクルマ」ってこれ?普通の車が空飛ぶんだと思ってた。これ公道走れないよね。クルマちゃうやん。大きいドローンやん。そんなに画期的?
これが挑戦なんだ。批判してはダメなのか。まあどれか一つでも経費に見合った成果をお願いします。 https://t.co/HX67aaezYt— ラサール石井 (@bwkZhVxTlWNLSxd) September 13, 2022
上記の通り、「えー!『空飛ぶクルマ』ってこれ?普通の車が空飛ぶんだと思ってた。これ公道走れないよね。クルマちゃうやん。大きいドローンやん。そんなに画期的?これが挑戦なんだ。批判してはダメなのか。まあどれか一つでも経費に見合った成果をお願いします」とツイートしている。
吉村知事はNHKの「『空飛ぶクルマ』国内初の有人実証飛行へ 来年2月に実施 万博での運航目指す」というニュースを紹介し、ツイートを行っている。そのNHKのニュース動画は以下のURLから閲覧することができる。
▼“空飛ぶクルマ” 来年2月に有人の実証飛行へ|NHK 関西のニュース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220912/2000066176.html
確かに、このニュース動画で紹介されている機体は、クルマっぽくはない。実は、このニュースで紹介されている空飛ぶクルマ以外でも、各社が開発している機体ではクルマっぽくないデザインのものが多く存在する。
■「空飛ぶクルマ」という呼称は使われなくなる?
クルマっぽくない「空飛ぶクルマ」が開発されている例があるのは、大きく分けて2つの理由があると考えられる。
1つ目は、そもそも道路を走行することを前提に機体が開発されていないケースがあること、2つ目は、道路も走行できるようにしたとしても、特段クルマのデザインに近付けようとして開発していないことが挙げられるだろう。
特に2つ目の理由に関しては、地上走行に特化した従来のクルマっぽいデザインを、開発企業が空飛ぶクルマの開発であえて踏襲する必要性は低いと考えられる。従来のクルマっぽいデザインにこだわると、空を飛びにくい設計になってしまう可能性が小さくない。
こうしたことから、空飛ぶクルマと言えどもクルマっぽくないデザインの機体が多く登場しているわけだ。
■「空飛ぶドローン」という呼び方が適切?
もちろん、クルマっぽいデザインの空飛ぶクルマもなくはないが、現在の傾向から考えると、「空飛ぶクルマ」という名称はいずれ使われなくなるのかもしれない。
では呼称は、「空飛ぶドローン」などが適切だろうか。もしくは、英語圏でよく使われている「eVTOL」(電動垂直離着陸機)が順当か。読者の皆様はどう考えるだろうか。
【参考】関連記事としては「空飛ぶクルマって、正直「クルマ」じゃなくない?」も参照。