新たなビジネス領域として注目を集めつつある「MaaS」(Mobility as a Service)。デンソーもモビリティ関連企業としてMaaSに対するアプローチを強化しており、グループ各社の採用情報では、新規MaaS事業に関連する新規求人をいくつも見つけることができる。
実際にどのような求人情報が出ているのか、紹介していこう。
記事の目次
■デンソー:MaaSを実現するモビリティ電源システムの開発・設計
デンソーはMaaSを含む人やモノの移動を伴うサービスの実現のため、モビリティの電源システム商品の企画や事業企画などを担う人材を募集している。
充電器やインバータモータを活用した車両充電システムの企画・制御開発やカーボンニュートラルな地球に優しいクルマ、社会エネルギーと連携するクルマなど、新たな自動車の価値構築にも携われるようだ。
応募には、パワーエレクトロニクス製品や電気・電子回路の設計経験などが必須となる。
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005870921/
■デンソーソリューション:MaaS関連の新規システムの企画・開発
デンソーの100%出資グループであるデンソーソリューションは、MaaS関連の新規システムの開発に携わる求人として、プロジェクトマネージャー(PM)やシステム開発者(SE)の職種で人材を募集している。
同社は、MaaSビジネスの設計や開発、販売、サービス提供を一貫して行う新規部署を設立しており、今回の求人はその新規部署におけるものだ。交通事業者のシステムとスマホアプリを連携させるためのシステム開発や、外注先の進捗管理などを担う。
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005907617/
■デンソーテン:幹線物流プラットフォーム事業のシステム開発責任者
デンソーグループの電機メーカーであるデンソーテンはMaaS推進室において、中長距離の移動がメインの運送業者を支援するためのシステム構築やアプリケーション開発を担う人材を募集している。
具体的には、コンテナと多様な運送会社のシャーシをマッチングさせてトラックの稼働率を上げ、ドライバーの働き方改善にもつながるようなプラットフォームの開発を担当するようだ。
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005868811/
■トヨタとデンソー、方向性は同じ
MaaSは「部品」や「ハードウェア」ではなく、「サービス」であり「仕組み」である。トヨタもMaaSには並々ならぬ力の入れようで、デンソーグループの求人情報をみると、同社も同じ方向性で事業の拡大に力を入れているようだ。
【参考】関連記事としては「エンジニアは引く手あまた!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2022年2月】」も参照。