「併用方式」で実施!中部国際空港島での自動運転バス実証 愛知県が発表

LiDAR使った自動運転と、磁気マーカ使った自動運転



自動運転の実証実験で使用する小型バス「ポンチョ」=出典:愛知県プレスリリース

愛知県は将来的な自動運転サービスの実現を目指し、全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を開始している。その一環として、常滑市中部国際空港島において、自動運転の社会実装を見据えた実証実験を新たに開始することが、2020年9月28日までに発表された。

「空港島全域における自動運転車両による移動」をテーマに、空港利用者などの移動手段として、交通事業者が自動運転の小型バス車両を運行し、空港ターミナルビルや愛知県国際展示場などを周回する。







2020年10月3日から18日までの木・金・土・日曜日に実証実験を行い、日時によっては一般利用者も現地受付順に予約なしで試乗可能だ。

NTTドコモを主体に名古屋鉄道、名鉄バス、愛知製鋼が共同で実施し、群馬大学や日本モビリティ、中部国際空港などが協力する。

■併用方式の自動運転システムで実証

今回の実証実験では自動運転において2つの方式を併用する。

車載センサーであるLiDAR(ライダー)で捉えた周囲の情報とあらかじめ記憶された3D地図を照合する経路把握の方式に加えて、衛星の電波が届きにくい場所でも車両位置を把握できる「磁気マーカシステム」による経路把握を併用する。

中部国際空港島内のような複数の異なる道路管理者が関わるルートに、磁気マーカーシステムを活用するのは全国でも珍しいという。また、AI(人工知能)によるカメラ画像解析での忘れ物検知システムの実証実験も実施する。

■併用方式は現実的な選択肢の1つ

自動運転の各方式にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、今回の実証実験のような併用方式は、将来を考えると現実的な選択肢の1つとも考えられる。実証実験は10月から始まる。成果に注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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