電子部品商社の株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:中島潔)は、東京ビッグサイトで2019年1月16〜18日にかけて開催された「第2回自動運転エキスポ」に出展し、自動運転開発のための小型EV(電気自動車)「アカデミックパックPRO」を展示した。
アカデミックパックPROは、ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社が設計・製造した車体に、自動運転スタートアップ企業のティアフォーが開発する自動運転OS(基本ソフト)「Autoware(オートウェア)」やセンサーモジュール「AI Pilot」を搭載させたもので、マクニカが販売やサポート窓口を担っている。
ブースにはAI(人工知能)関連企業や自動運転関連企業、バス会社などの交通サービス事業者、自治体などの関係者が多く詰めかけた。マクニカによると、国内でのサポート体制の拡充とともに、国外への販売も視野に入れているという。
アカデミックパックPROの販売価格はキャンペーン中は1300万円(税抜・車体本体価格/限定30台)から。24インチの大型モニターやテーブルが搭載されており、研究・開発の際に作業がしやすいように配慮した。
マクニカ社は自動運転ラボの取材に対し、「パッケージ化による省コスト化で導入のハードルが下がり、研究開発のスピードアップ化にもつながってもらえれば」と語った。アカデミックパックPROの試乗会も2019年2〜3月ごろに開催する予定だという。
【参考】関連記事としては「マクニカ、自動運転ベンチャーのティアフォーと代理店契約 Autoware搭載AIパイロットを米オートノマスタッフ車両に搭載・販売」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 10, 2018