Xで「QRコード標識」が炎上!”人間が読めない”と批判

自動運転車向けで構想



自動運転車が道路標識に設置されたQRコードを読み取りながら走行する──。そんな構想が、X(旧Twitter)で大きな話題となり、炎上している。


発端となったのは、道路標識の下にQRコードを設置したイメージ図を紹介する投稿だ。投稿には「事故増えるだろ」「情報量が多すぎる」などの批判的なコメントが相次ぎ、数万件規模の「いいね」を集めるなど、大きな反響を呼んでいる。

このQRコード化の構想の背景には、自動運転時代を見据えた道路インフラ整備への検討がある。

編集部おすすめサービス<PR>
自動車保険 スクエアbang!(一括見積もり)
「最も安い」自動車保険を選べる!見直すなら今!
新車定額!リースナブル(車のカーリース)
お好きな車が月1万円台!頭金・初期費用なし!
車業界への転職はパソナで!(転職エージェント)
転職後の平均年収837〜1,015万円!今すぐ無料登録を
タクシーアプリは「DiDi」(配車アプリ)
クーポン超充実!「無料」のチャンスも!
編集部おすすめサービス<PR>
スクエアbang!
「最も安い」自動車保険を提案!
リースナブル
新車が月々2万円から!
パソナキャリア
転職後の平均年収837〜1,015万円
タクシーアプリDiDi
クーポンが充実!「乗車無料」チャンス
ジェイエイシーリクルートメント

■QRコード化の狙いは「自動運転車への情報提供」

QRコード化の構想は2020年、国土交通省の「自動運転に対応した道路空間に関する検討会」の資料で示された。

出典:国土交通省資料

例えば、カーブを示す標識の下にQRコードを設置し、自動運転車が走行中に読み取ることだ。


  • 左カーブの半径
  • カーブ角度
  • 道路形状
  • 走行上の注意点

このような情報を瞬時に取得することを想定している。

QRコードは数字だけなら約7000文字以上の情報を格納できるため、従来の標識では表現できない詳細な道路情報を車両へ伝えられる可能性がある。

また、国際的に普及している規格であるため、自動運転向けインフラとして世界共通の仕組みになる可能性も期待されている。

■国交省が検討しているのはQRコードだけではない

検討資料ではQRコード以外の整備も検討されている。


  • 自動運転専用レーン
  • 路車間通信(V2I
  • 車車間通信(V2V
  • 高精度な区画線
  • 自動運転向け道路標識
  • 自動バレーパーキング
  • AIを活用した交通制御

自動運転社会を見据えた道路整備が幅広く議論されている状況だ。QRコードは、その中の一つのアイデアとして例示されている。

■Xでは「事故が増える」「人間が読む前提なのか」と炎上

一方、XではQRコード付き標識の画像だけが拡散されたこともあり、さまざまな意見が寄せられている。特に多かったのは、「人間が読み取るもの」と受け止めたユーザーからの批判だ。

Xの投稿では「事故が増えるだろ」というストレートな批判が寄せられた。運転中にQRコードを読み取ろうとすれば前方不注意になるため、「危険ではないか」という反応だ。

標識だけで十分では

「これ標識だけでいいだろ」「QRコードはいらない」といったコメントも多く見られた。

現在の標識だけで必要な情報は伝わっており、新たな仕組みを追加する必要性に疑問を持つ声である。

人間には読めない情報量

QRコードには大量の情報を格納できることから、「文字より多くの情報を読める」という説明に対して、「人間はそんな情報を運転中に読めない」という反応も少なくなかった。

カーナビや地図データで十分では?

コメントでは、「ナビに入っている情報で十分」「地図データを更新すればよい」「QRコードを道路に設置する必要があるのか」という意見も目立った。

道路側のインフラを増やすよりも、車載システム側で対応すべきではないかという考え方だ。

■誤解が炎上を拡大させた側面も

今回の炎上は、QRコード付き標識の画像だけが独り歩きしたことで、「ドライバーがスマホで読み取る標識」という印象を持った人が少なくなかったことも要因の一つとみられる。

しかし、国交省の検討資料では、自動運転車のカメラやセンサーが自動的に読み取る仕組みとして紹介されており、人が運転しながらQRコードを読むことは想定されていない。

■今後の課題は?

仮に実用化を目指す場合でも、QRコード標識に関する課題は少なくない。例えば、以下のようなものだ。

  • 雨や雪による汚れ
  • 経年劣化
  • 落書きや破損
  • 夜間や逆光での認識性能
  • 標識交換・維持管理コスト

一方で、自動運転車へ道路情報を正確に伝える手段としては一定のメリットも期待されており、QRコードだけでなく、路車間通信(V2I)や高精度地図との組み合わせを含め、今後もさまざまな方式が検討されていくとみられる。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事