米Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)が、ニューヨークでも自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスを展開する予定であることが明らかになった。同社の公式X(旧Twitter)で発表された。
ニューヨークは、ドライバーレスでの自動運転走行が認められていないことに加え、複雑な交通事情もあり、参入するのが全米で最もハードルが高い都市と言われている。2018年にアリゾナ州フェニックスでロボタクシーを世界で初めて商用化したWaymoは、ニューヨーク進出においても先駆者となるのだろうか。
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■Waymoのニューヨーク進出計画とは
Waymoは2025年6月19日、Xに下記の投稿をした。
「New York, we’re coming back to the Big Apple next month! We want to serve New Yorkers in the future, and we’re working towards that goal.」
(日本語訳:ニューヨーク、来月またビッグアップルに戻ってきます!私たちは将来的にニューヨーカーの皆さんにサービスを提供したいと考えており、その目標に向けて取り組んでいます)
New York, we’re coming back to the Big Apple next month! 🍎🗽We want to serve New Yorkers in the future, and we’re working towards that goal. Here’s how:👇 pic.twitter.com/wOLEIhYilz
— Waymo (@Waymo) June 18, 2025
そして、どんな取り組みを行っているかを説明している。同社は現在、ニューヨーク市内で車内に専門スタッフを乗せた上で自動運転を行うための許可をニューヨーク市運輸局に申請中だ。これは将来的にニューヨークの人々にサービスを提供するための重要なステップとなる。また、完全自動運転のライドヘイリング(配車)サービスを将来的にニューヨークで提供できるよう、州法の改正も働きかけているという。
■2021年にもニューヨークでデータ収集
Waymoがニューヨークで自動運転サービス参入の検討をするのは、これが二度目となる。同社はデータ収集とマッピングを目的に2021年11月に走行テストを行っている。ただし自動運転ではなく、手動運転で行われた。
しかしニューヨークではすぐにロボタクシーサービスの提供に結びつくことはなく、3年半が経過していた。その間、同社はロボタクシーサービスを2025年にテキサス州オースティンとジョージア州アトランタ、2026年にフロリダ州マイアミにサービスを拡大するほか、ネバダ州ラスベガスやカリフォルニア州サンディエゴ、ワシントンD.C.でも展開する計画を次々に発表している。
なお現在のサービス提供エリアは、フェニックスのほかカリフォルニア州サンフランシスコとロサンゼルス、オースティンとなっている。Waymoはニューヨークを含むより多くの場所で、サービスを展開していきたいと考えているようだ。
■自動運転の実用化に向けて規制緩和か
米テレビ局のNBCによると、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長はWaymoの申請を検討している状況だという。市長の報道官は「ニューヨーク市は責任あるイノベーションにおいて全米をリードしており、自動運転車のプログラムも例外ではない。市民の安全が最優先であるため、我々はあらゆる種類の自動運転車に対して強力なガイドラインと要件を設けており、自動運転技術を正しく導入できるよう努めている」とコメントしている。
なおWaymo以外には、ニューヨークで自動運転車のテスト許可を申請している企業はないようだ。これまでロボタクシーで1,000万回以上の乗車実績があるWaymoだが、混沌としたマンハッタンの道路など、多数のハードルがあるニューヨークへ参入できるのだろうか。そしてニューヨーク市民はそれを受容するのだろうか。注視したい。
【参考】関連記事としては「Google/Waymoの自動運転戦略まとめ ロボタクシーの展開状況は?」も参照。