「GO(ゴー)」は46都道府県でサービスを展開している日本最大のタクシー配車アプリだ。
GO
通常のタクシーは助手席を含め4人まで乗車できるが、大人数で移動したい場合は、どのような方法でタクシー配車をすればいいのだろうか。5人乗りや6人乗りのワゴンタクシーの配車は可能なのか、または同時に2台を呼べるかなどについて、詳しく説明する。
【参考】関連記事としては「GOタクシーアプリの使い方・予約方法は?クーポンはどこで入手できる?」も参照。
記事の目次
■GO PREMIUMなら最大6人まで乗車できる
GOは、プレミアム車両(高級ワンボックス車)を指定注文できるサービス「GO PREMIUM」を2022年11月から提供開始している。使用車両はトヨタの「アルファード」で、最大6人まで乗車可能だ。
東京都内5つの区を対象に開始し、現在は都内15の区で展開している。東京都千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・目黒区・渋谷区・台東区・墨田区・江東区・品川区・大田区・世田谷区・中野区・豊島区からの乗車で利用できる。乗車地が対応エリアであれば利用可能で、行き先の制限は無い。なお、対象の区であっても一部地域ではサービス外の場合もあるため事前によく確認しておきたい。
家族全員で一度に乗車したいなど人数が多いときのほか、荷物の多い空港までの移動や大切な顧客の送迎、広々とした車内でゆったりくつろいで移動したい場合などに利用価値が高いサービスとなっている。そのためビジネスで活用している人も多いようだ。
■GO PREMIUMを利用する方法
GO PREMIUMの利用には、まずはGOのアプリをダウンロードし、利用者の情報などを登録する必要がある。登録後にアプリを開くと、現在自分がいる地図が表示され、「どこからどこへ行きますか?」と出てくる。乗車地と行き先を指定し、手配画面まで進む。
GO PREMIUM対象エリアの場合、通常のタクシー車両のほか、「GOプレミアム」を選択することができる。なお対応エリアであっても、近くにプレミアム車両が無い場合は、利用できないため表示されない。
GO PREMIUMの利用は、通常のタクシー料金にプレミアムチャージが加算されるという仕組みだ。プレミアムチャージは、乗車運賃に対して定められた料率を掛けることで算出している。運賃の0〜30%が目安だ。この料率は、需給バランスに応じて変動する。配車の際に、料金詳細を確認できる。
■GO PREMIUMを利用する際の注意点
なおGO PREMIUMでは、希望の日時にタクシーを手配する「AI予約」は利用不可で、すぐに利用する「即時配車」のみの手配となる。また、車内決済は不可で、あらかじめアプリで決済方法を登録する「GO Pay」で支払いを行う。
GO Payの登録は、アプリをダウンロードして初期登録する際か、メニュー画面の「支払い方法」→「支払い方法を追加」で行う。対応している決済方法は、クレジットカード払いのほか、d払い、PayPayになる。
プレミアム車両は、通常のタクシーと異なり、屋根に設置される行灯(会社マーク)や迎車表示が設置されていない。配車された車両を見つけるには、車体横にある「GO PREMIUM」のマークが目印となる。
また配車手配をすると、マッチした車両のナンバーがあらかじめ表示される。乗り込む前にナンバープレートの確認もしよう。これは、通常のタクシー配車の際の乗車でも同様だ。
■新サービス「複数台配車機能」
GOには、アプリから同時に複数台のタクシー車両を手配する機能もある。この「複数台配車機能」は、2023年11月からスタートした新しいサービスで、最大3台まで配車可能だ。
GO PREMIUMを利用すると最大6人まで乗車できるが、7人以上で移動したい場合などに便利だ。また複数台配車は、GOの利用エリアに準じて対応しているため、GO PREMIUMが展開されていない地域でも利用できる。
利用には、アプリで乗車地と行き先を指定後、「同時に複数の車両を呼ぶ」で台数を増やすことができる。全て同じ条件での注文となり、手配料やキャンセル料、オプション料金は車両ごとに発生する。
支払いについては、GO Payのほか車内決済も可能だ。クーポンやデジタルタクシーチケット「GOチケット」は利用できない。利用したい場合は1台ごとの注文となる。空車状況によっては希望の台数を用意できない場合もあるため、急ぎの移動の際は気をつけよう。
また、GOの登録後一定期間が経過していない場合や、配車キャンセルが連続した場合は利用できない仕組みになっている。
■同時配車のほか「連続配車」もできる
複数台配車機能では、同時に複数台を配車するほか、「連続配車」という機能もある。これは、配車中に別の配車依頼を行うことができるシステムで、結果的に複数台手配するということになる。1台を手配してから、乗車する人数が増えた時などに活用できそうだ。
もともと複数台配車機能は、年末の忘年会シーズンに向けて増加が見込まれるタクシーの複数台手配ニーズに対応してスタートした。二次会の場所へ大人数で移動したいときなどは、人数が揃うまで何人乗車するか分からない場合もある。そういった場合に、もう1台増やせる連続配車が便利だ。
GOには、冠婚葬祭やイベントに伴う大人数での移動や接待時の代理手配などのシーンで、複数台のタクシー車両を手配したいというニーズが寄せられていたという。複数台配車機能の提供開始により、これまではそれぞれがアプリで手配していたタクシーを一度に複数台呼ぶということが可能になった。
■GOの各種サービスを賢く利用しよう
飲み会などでなくても、タクシーは人数が多いと電車などで移動するより安く済む場合もある。GOの各種サービスを賢く利用し、お得なタクシー乗車をしよう。あらかじめアプリをダウンロードしておけば、いざという時に威力を発揮するだろう。
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【参考】関連記事としては「GOタクシーアプリの使い方・予約方法は?クーポンはどこで入手できる?」も参照。
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