技術者のための転職サイト「E&M JOBS」によると、自動車業界で現在電気・ソフト系エンジニアが引っ張りだこという。背景には、自動運転技術の開発やIoT、EV(電気自動車)などのさらなる進化を目指す傾向が強まっており、技術開発の需要にエンジニア数が追い付いていないことが挙げられそうだ。
同サイトの調査によると、2012〜2016年度の4年間で自動車業界における電気・ソフト系エンジニアの求人数は7倍に膨れ上がっているという。自動車業界では現在自動運転技術の開発をはじめ、プラグインハイブリッドシステムやEV、IoT、移動体通信システムを利用してサービスを提供するテレマティクス技術などが求められており、これまで自動車メーカーが所有してこなかった異業種の専門技術が必要になっているためだ。
自動車業界への転職のメリットに関しては、業界や企業の業績が安定している点や待遇面、社会貢献性などを挙げている。待遇面では、完成車メーカーや有力自動車部品メーカーでは年収900〜1000万円を超える額が提示されることも少なくないという。
企業側は技術力で応募者を判断するため、大手メーカーだけでなく中小部品メーカーのエンジニアも求められている。自動車業界に電気系・ソフト系エンジニアが少ない今だからこそ特に有利な条件で転職活動を進めることができそうだ。
【参考】詳しい内容はE&M JOBSのトピックス「屈指の安定業界・高待遇の自動車業界へ 今、電気・ソフト系エンジニアが 自動車業界で引っ張りだこな理由」を参照。