日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2022年10月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前年同月比16.9%増の3万7,120件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2022年10月末時点で、前月比9.5%増、前年同月比16.9%増の3万7,120件となった。前年同月比での増加は20カ月連続で、引き続き堅調な伸びが続いている状況だ。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比10.5%増の3万2,362件、dodaが同9.0%増の3,717件、リクナビNEXTが同16.3%減の776件、マイナビ転職が同10.5%減の128件、ランスタッドが前月と変わらず78件、エン転職が同15.7%増の59件となっている。
dodaは23カ月連続の増加、エン転職は2カ月連続の増加。逆にリクナビNEXTは3カ月連続減となっている。
■自動運転ロボの監視業務の求人が登場
自動運転関連の求人で注目したいのが、自動運転ロボットの監視業務のアルバイト・パート求人だ。自動運転車や自動運転ロボットの実用化・普及していくと、遠隔センターで挙動を監視する職種の人材ニーズが高まり、こうした求人は増えていくとみられる。
■MaaS:前年同月比206.9%増の3,272件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2022年10月末時点で、前月比68.0%増、前年同月比206.9%増の3,272件となった。Indeedで求人数が大幅に増加し、全体の関連求人数を押し上げた。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比96.5%増の2,670件、dodaが同0.7%増の463件、リクナビNEXTが同10.4%増の117件、マイナビ転職は同9.1%減の10件、ランスタッドとエン転職は前月と変わらずそれぞれ10件と2件となっている。
MaaS関連の求人は、自動車メーカーやシステム開発企業による案件の登録が引き続き目立っている。自動車メーカーは、自動車の製造だけではなく、モビリティを使った「サービス」の展開に注力し始めていることが背景にある。
【参考】関連記事としては「関連求人、「自動運転」は22.1%増、「MaaS」は86.6%増」も参照。