SkyDriveが第3期決算を発表!「空飛ぶクルマ」を開発する注目ベンチャー

当期純損失は11億9,184万円計上



出典:官報(クリックorタップすると拡大できます)

空飛ぶクルマ」を開発する株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区/代表取締役CEO:福澤知浩)の第3期(2020年7月〜2021年6月)決算が官報に掲載された。

当期純損失は11億9,184万円計上した。第1期の当期純損失は2億3,368万円、第2期の当期純損失は5億3,597万円となっている。


■SkyDrive第3期決算概要

賃借対照表の要旨(単位:千円)
▼資産の部
流動資産 3,144,177
固定資産 171,351
資産合計 3,315,528
▼負債及び純資産の部
流動負債 176,269
賞与引当金 14,276
株主資本 3,138,839
資本金 100,000
資本剰余金 4230,684
資本準備金 2,549,635
その他資本剰余金 1,681,049
利益剰余金 △1,191,845
その他利益剰余金 △1,191,845
(うち当期純損失 1,191,845)
新株予約権 420
負債・純資産合計 3,315,528

■大阪との連携や型式申請で注目を集める

SkyDriveは2018年7月、有志団体CARTIVATOR(現Dream-On Management)から派生する形で設立された企業で、空飛ぶクルマの分野で世界からも注目を集める。

2020年8月には同社の屋内飛行試験場で4分間の公開有人飛行を成功させている。SkyDriveは大阪ベイエリアでのエアタクシーサービス実現を目指しており、2025年の万博でエアタクシー導入を目指す大阪府の「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」にも参加した。

最近では、2021年11月に日本第1号となる空飛ぶクルマの型式証明の申請が受理されたことでも話題を呼んだ。空飛ぶクルマの型式証明は実用化への一歩だ。まずは2023年に空飛ぶクルマのサービスを開始することを目指している。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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