米グーグルは2018年6月19日までに、地図アプリ「グーグルマップ(Google Maps)」内で提供していたライドシェアサービス「ウーバー(UBER)」の直接予約サービスを削除した。米アンドロイドポリスが報じた。
グーグルは自動運転開発部門会社ウェイモを通じ、自動運転技術やライドシェアサービスを開発している。グーグルのウーバー排除とも言える直接予約サービスの削除は、今後自社のライドシェア事業を拡大するための布石である可能性もある。
米グーグルは2017年1月から、米ライドシェア(配車サービス)大手ウーバーのサービスを直接予約できる機能をGoogle Maps上で提供していた。ユーザーはアプリ上で経路検索するとウーバーを利用したときの価格などが掲載され、最終的に配車依頼まで完結できた。
現在はGoogle Mapsのアプリで直接予約することはできない。Google Mapsのアプリからウーバーのアプリに切り替えることで配車依頼を完了させる形となっている。iOSとアンドロイド版の両方のアプリで既に直接予約機能が使えない。
なぜグーグル社が直接予約サービスの提供を終えたのかは明らかに明らかになっていないが、Google Mapsのヘルプページでは「Google Maps上でウーバーの直接予約はできなくなりました」と説明されている。