JR西日本とソフトバンク、自動運転と隊列走行によるBRT開発プロジェクト!

2020年度内に滋賀県野洲市でテストコース着工



出典:JR西日本プレスリリース

西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:長谷川一明)=JR西日本=とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:宮内兼)が、自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(バス高速輸送システム)の開発プロジェクトを開始することが、2020年3月25日までに分かった。

この開発プロジェクトは「みんな(MI-NNA)の自動運転BRTプロジェクト」と名付けられ、異なる自動運転車両がBRT専用道内で合流して隊列走行を行う「自動運転・隊列走行BRT」の実現に取り組むものだという。


2020年4月末には「自動運転・隊列走行BRT」の基本仕様を決定し、2020年度内に車両の発注・改造とテストコースの建設をスタートさせる。テストコースはJR西日本が滋賀県野洲市に保有する土地で建設するようだ。

テストコースでの実証実験は2021年度以降の開始となる見込みで、2020年代半ばの技術確立を目標としているという。

■JR東日本も「BRT×自動運転」に取り組む

「BRT×自動運転」ではJR東日本の取り組みにも注目だ。JR東日本が主催する「モビリティ変革コンソーシアム」は最近では2019年11月から2020年2月にかけ、気仙沼線BRTで自動運転バスの技術実証を実施するなどしている。

「BRT×自動運転」の取り組みに力を入れるJR東日本とJR西日本。両社の動向に引き続き注目していきたい。


【参考】関連記事としては「2020年度の中型自動運転バス実証、事業者5者と各テーマは?」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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