トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市/代表取締役社長:豊田章男)は2019年8月6日、一部自動運転でバス停にぴったり停車させる「自動正着制御機能」をオプションで追加した燃料電池バス「SORA」の改良モデルを、8月から販売開始すると発表した。
自動正着制御機能を活用すると、バスに設置されたカメラが路面の誘導線を検知し、自動操舵と自動減速によってバスがバス停の横に隙間を開けずに停車する。この機能は日野自動車といすゞ自動車が共同開発したものだという。
今回のSORAの改良では自動正着制御機能以外にも、さまざまな機能が追加されている。その一つが「ITS Connect路車間通信システム」で、トヨタはこの機能について「路側装置と車両の通信により取得した、対向車・歩行者情報、信号情報などを活用し、ドライバーに注意喚起を促す」ものと説明している。
そのほか、バスの運転手が急病などになったとき、運転手や乗客が押すことで減速しての停車が可能な非常ブレーキスイッチなども搭載している。
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