カナダのオンタリオ州南西部の都市ウォータールーで、異変が起きている。ウォータールーの人口は約10万人。この規模の街で、3年間でタクシー年間乗車回数が70万回近く減ったという。カナダの国内メディアが報じた。
2015年には年間のタクシー乗車回数は250万回を超えていたが、2018年は約180万回に留まった。ライドシェアアプリ「Uber」(ウーバー)が2017年からこの街でサービス提供を開始したことが理由だ。
地元メディアの報道によれば、2018年のウーバーの乗車実績は200万回に達しており、既にタクシーの乗車回数を超えた。そして今後は乗車回数にどんどん開きが出てくる可能性もある。
こうした状況により、タクシードライバーをしていた人が失業するケースも懸念されるが、一方でウーバーに鞍替えして稼いでいる人も少なからずいるようだ。
また、ウォータールーにおけるウーバードライバーは既に約3500人に達しており、従来のタクシードライバーの数を既に超えているという。であれば、ウーバーの登場は失業者を減らすことに貢献していることになる。
ウォータールーという街は今後どうUberを受け止めていくのか。まだライドシェアが解禁されていない日本は、その動向に注目すべきかもしれない。
【参考】ライドシェアについては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 13, 2018