自動運転社会の準備度が世界的に高いとされるシンガポールで、名門大学である南洋理工大学(NTU)とスウェーデンのボルボ・バスがタッグを組み、80人乗りの大型自動運転EV(電気自動車)バスを開発した。シンガポールのニュース専門チャンネル「チャンネル・ニュース・アジア」が報じた。
報道によれば、バスには「自動運転の目」と呼ばれるLiDARやカメラを搭載している。NTUはフルサイズのバスとしては世界初の自動運転EVだとしており、最大80人が乗ることが可能だという。
シンガポールは国際会計事務所のスイスKPMGが発表した「自動運転車対応指数(AVRI)2019」において、オランダに次いで2年連続で2位となっている。シンガポールが有する自動運転技術自体への評価は決して高くはないが、自動運転車を走行させるための法整備や政策などの面では世界トップの評価だ。
同調査によればシンガポール国民の自動運転車に対する受容性も世界で最も高く、今後、自動運転車両の実験地にシンガポールが選ばれていくことも増えていくことも予感させる。
【参考】関連記事としては「自動運転への対応度、日本がトップ10入り KPMGがランキング発表」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) February 25, 2019