米物流大手のUPSが自動運転トラックを開発するスタートアップ企業の米TuSimpleに出資していたことが、2019年8月16日までに明らかになった。TechCrunchが報じた。
TuSimpleは自動運転レベル4(高度運転自動化)の技術開発に取り組んでおり、最近になってアリゾナ州で自動運転トラックの実証実験を開始したことで知られる。UPSは今回の出資でTuSimpleの株の一部を保有することになった。出資額は明らかになっていない。
TuSimpleは2015年創業。同社の企業価値は現在11億ドル(約1200億円)とされており、ユニコーン(企業価値が10億ドル以上の未上場企業)の仲間入りをしている。
自動運転トラックが実用化されれば、物流分野における人手不足問題の解消やコスト減に寄与する。EC(電子商取引)市場の拡大で配送ニーズは年々世界的に増大していることもあり、各企業が技術開発に力を入れている。
【参考】関連記事としては「自動運転トラックの開発状況&企業まとめ 利点は? 実現はいつごろ?」も参照。