中国の特許データベース提供会社「incoPat(インコパット)」は2019年3月21日までに、「2018グローバル自動運転技術特許出願100大企業」という調査を行い、全世界の自動運転に関わる特許出願件数が多い企業のランキングを発表した。韓国の東亜日報ウェブ版が報じた。
報道によれば、incoPatは世界中の117カ国で出願された約1億3000万件の特許情報を保有しており、今回のランキングはその最新情報をまとめたものだ。ランキングの1位は米フォードで特許出願数は1225件となっており、日本企業ではトヨタが684件で3位、ホンダが361件で9位、デンソーが327件で10位という結果になり、TOP10に3社が入った。
欧米企業では1位の米フォードモーターのほか、米GMが517件で4位に、独ボッシュが484件で5位にランクインしている。
韓国勢ではサムスン電子が1152件で2位に入り、7位に現代(ヒュンダイ)自動車が412件でランクインした。中国勢ではインターネット関連大手の百度(バイドゥ)が438件で6位に入り、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が372件で8位にランクインした。
▼全ランキングは下記の通り
1位 フォード(1225件)
2位 サムスン(1152件)
3位 トヨタ(684件)
4位 GM(517件)
5位 ボッシュ(484件)
6位 バイドゥ(438件)
7位 ヒュンダイ(412件)
8位 ファーウェイ(372件)
9位 ホンダ(361件)
10位 デンソー(327件)
年々開発競争が激化している自動運転領域では、今後特許の出願数も増えていくことだろう。特許の数が自動運転の実現に直結するわけではないが、各企業の熱の入れようを測る一つの目安として注目するもの面白いかもしれない。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。