ソフトバンクグループ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役会長兼社長:孫正義)=SBG=は2019年11月6日午後4時から、2019年7〜9月期(2020年3月期第2四半期)の決算説明会を開いた。
同社は第1四半期で1兆1217億円の利益を計上していたが、第2四半期までの累計の利益は4216億円まで圧縮された。つまり第2四半期単独では約7001億円の赤字を出した形だ。
【参考】前四半期の記事は「【速報】ソフトバンクG決算、四半期純利益が初の1兆円超え ビジョンファンド、引き続きAI活用領域のライドシェアや自動運転に注力へ」も参照。
WeWork問題などでソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)事業で多額の評価損失を計上したことが大きく影響した形。今年5月に上場した出資先の米ライドシェア最大手ウーバー・テクノロジーズの株価が上場以来不調であること響いた。
ただウーバーについて孫会長は「上場してからは下がっている」と認めつつも、ウーバーに過去に投資したときとまだ同程度の水準だと説明した。
【参考】関連記事としては「大赤字だがウーバー売上はRides 19%増、Eats 64%増 決算最新データ、ライドシェアの未来は?」も参照。
半導体設計を手掛け、自動運転領域で存在感を高めている傘下の英アームに関しては、決算短信資料の中で「自動車のスマート化に伴い高度処理能力需要が上昇」と事業環境について説明。その上で「アームのテクノロジーは省電力性で好位置に付け、多くの自動車向けチップ開発企業とライセンス契約を締結済み」と説明した。
さらに第2四半期中には自動運転車の実用化促進に向け、国際組織「Autonomous Vehicle Compute Consortium(AVCC)」を設立したことも説明している。
【参考】関連記事としては「自動運転領域は「インテルよりアーム」なのか…高まる存在感 国際組織設立、トヨタも参画」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 11, 2019