タクシー配車アプリ事業を展開するみんなのタクシー株式会社(本社:東京都台東区/代表取締役:西浦賢治)は2019年10月20日までに、3単語で位置情報を示すサービスを展開する英スタートアップのwhat3words社と提携したと発表した。
今回の提携により、みんなのタクシーが展開するタクシー配車アプリ「S.RIDE」において、3単語を入力するだけで目的地を設定できるようになる。日本国内のタクシー配車アプリがwhat3words社と提携するのは初のようだ。
what3wordsのサービスは世界中の全ての位置を「3m×3m」の最小単位で区切り、3単語の入力でその場所を指定することができるサービスだ。長い住所を入力しなくても場所を指定できることで、いま世界的に大きな注目を集めている。
報道発表によると、誤入力などに対するエラー防止機能も実装されており、便利に行き先を指定することが可能になるという。みんなのタクシーの西浦社長は「3つの単語を入力するだけで目的地に到着できることで、S.RIDEはお客様にとってさらに便利なサービスになります」としている、
みんなのタクシーはソニーなどによる合弁会社で、ソニーのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)はwhat3wordsに出資していることで知られている。
【参考】関連記事としては「みんなのタクシー、大和自動車交通のタクシー2000台でネット決済と「S.RIDE Wallet」サービス」も参照。